いつも話題は競技会

 

勝負は熱くなる

 

京都に修行してた時、弟子同士の話題といえば競技会でした。

 『京都畳競技会』

これは京都畳学院という畳の学校に通っている生徒の大会なんですが、畳屋はもちろん材料屋・卸屋・床屋(畳の床を販売するお店)まで出場しない人達も何故か盛り上がってる大会なんです。

 

よくお世話になっていた床屋と顔合わせた第一声は『練習してる?』(6年も住んでたのに関西弁使えません)

と聞かれます。

 

この人がおしゃべりな方なので

私『全然してないって言っておいてください』

って言ってめっちゃ練習します(笑)

 

それは私が競技会のことを嫌いじゃないんですよね。

競技会がなければ腕を磨こう、もっと上手になりたいと思わなかったから動機付けとしてはあって良かったことです。

 

夜中の12時に頼んでくる後輩

 

ある夜、酔っ払って住んでる所の近くで休憩していました。

(昔に住んでる所の階段で吐いてしまうという醜態を晒すことがあったので一回外で休憩するようにしていた)

 

すると『ひぐちさん?』と声をかけられました。

顔をあげるとY君が笑顔で立っていた。

彼も飲みの帰りだったらしい 。

やばい変なやつに捕まったな(笑)と内心そう思いました。

何故かというと彼は話が長い。しかも夜中の12時。明日も仕事。

嫌な予感というやつです。

 

あれこれ会話をして『じゃ!俺帰るから』と言おうとした時にY君が『練習した畳見てもらえませんか』と言ってきた。

今は夜中の12時だ。

仕事だから寝たい。なんで今なんだと思いつつ、でも競技会の間近だったし見て欲しいという気持ちはめっちゃわかる。

それはお店の先輩だけではなく多くの先輩達と仲良くなってその先輩の技術を教えてもらうのが上達する手っ取り早い方法だからだ。

自分も後輩の頃よく頼んで教えてもらってたなーと思い返していました。

それを思い出すともうダメですね(笑)

 それならしょうがないということで結局練習した畳を見に行きました。

 

それぐらいみんな情熱を燃やすわけです。

詳しくはこちらも見てください。

読んでいただきありがとうございました。

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