伝統産業の後継者不足について

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報酬が高ければ後継者問題は解決できるのか?

 

つい最近、伝統産業の後継者不足について書いた記事を読みました。

そこで書かれていた内容で注目したポイントは『見習い時に報酬が低いことが後継者不足を招いてる』という点です。

 

 

皆様はこれについてどう感じますか?

私はそこに違和感を感じます。

今の若い世代の人は、報酬で仕事を選んでいない、むしろスキルアップや自分にとってやりがいのある仕事って何か、自由に仕事するということを大事にしている。

つまり動機付けが外的動機から内的動機にシフトしていると感じるからです。

私が丁稚をしてた頃、私より給料が高い友達が『やりがいがあって良いな。俺は今の仕事が本当にやりたいのかわからない』と私のことを羨ましがっていました。

 

加えて発展途上国に移住する日本の若者(ワーキングホリデー)が増えているというのも注目すべき点かと思います。

この人たちはお金での豊かさを求めて発展途上国で仕事をしている訳ではなく『自分探し』『英語を極める』『やりたいことを探す』などの理由で経済的に豊かではない海外での移住を選択した訳です。

後継者不足と報酬が全く関係ないという極論ではないですが、『自由』『やりがい』『将来学んだスキルが生かせる』ことの方がこの問題を語る上ではより重要であると感じます。

読んでいただきありがとうございます。