秋夜に読みたくなる青春小説

『読書の秋』

この語源は中国からの由来だと言われ唐の時代の文人が残した詩の中に『秋の夜は過ごしやすいので、灯りをつけて読書をするのに一番適した季節』という言葉があり、それを夏目漱石が『三四郎』で引用したことにより日本に広まったと言われています。

そんな秋夜にオススメの本を紹介したいと思います。

夜のピクニック

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夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

 

 舞台は高校生活最後のイベント『北高鍛練歩行祭

これは80キロを一昼夜かけて歩く北高の伝統行事なのですが、『甲田貴子』をはじめ各生徒には思惑があり、歩行祭ではその生徒達の思いがそれぞれ交差して繰り広げられる青春物語です。

『高校生の恋愛物語でしょ』って思っている人は勘違いです。他の作品もそうですが、恩田ワールドはそんな単純ストーリーではないので安心してハマれます。たまに恩田ワールドが強すぎてついていけない作品もありますが・・・・

作中の『歩行祭』も季節はちょうど秋ということで特に高校3年生に読んでもらいたい作品です。

最後に

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夏目漱石の『吾輩は猫である』をもじってる。表紙も可愛いしこれもオススメです。

 

こんなヤツが出てくる。ちなみに我が家の猫。 

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読んでいただきありがとうございました。